口臭対策としてうがいは効果があるのか?
口臭は口の中が臭いわけだからうがいをすることで解消できるんじゃないか?なんて思うことはありませんか。
結論としてはうがいだけでは根本的な口臭解消には至りません。
ですが、気になる口臭を一時的に抑えるには効果的な方法になります。
うがいは、なによりより手軽に行えることが魅力です。
ただし、効果の範囲については理解をしておきましょう。
ここではうがいの方法についてお話していきます。
うがいは口臭を抑える有効な手段
口臭の多くは口の中で発生しています。
そして、口内に住みついた細菌が作り出す「ガス」が臭いの原因になっているのです。
口内には、1,000~2,000億個もの細菌が生息するといわれています。
臭いの程度に差はありますが誰の口にも存在しているのです。
つまりは誰しもが口臭を持っているのですね。
この誰しもがもつ口臭を「生理的口臭」といいます。
生理的口臭は口が“常に臭う”というものではなく、口臭が強くなるタイミングをおさえておけば、臭いをコントロールすることが可能です。
そのうえで「うがい」は臭いを抑える効果的な手段のひとつといえます。
病的な原因で強くなる口臭も
一方で、病気など体の問題によって発生する口臭もあります。
こういった口臭は「病的口臭」と言われます。
1日を通して口臭が起きている状態にあります。
病的口臭がいわゆる口臭だと言えます。相手がのけぞるような口臭の多くは、病的口臭である可能性が高いです。
病的口臭のおよそ9割は口の中に原因があります。
最たる例が歯周病です。
臭いの表現としては「卵が腐った臭い」「生ゴミの臭い」です。
口の病気以外を挙げると呼吸器系、消化器系の病気なども病的口臭の一因になります。
病的口臭はその原因となる根本の病気を治さないといけません。
ただ、病気の治療と並行しながら、日常生活の中で「うがい」をうまく活用すれば、いやな臭いも多少は抑えられるでしょう。